Riberal Days

リベラル 上田 佐久間
2021/09/29
第18回 現場のリアル
東京都障害者雇用エクセレントカンパニー賞
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新たなチャンス、そしてチャレンジ。

障害者雇用エクセレントカンパニー賞

6月某日、とある企業表彰への応募を推薦していただきました。

それが障害者雇用エクセレントカンパニー賞でした。

東京都で初めて、
障害者雇用の先進的な取り組みをしている団体を表彰するといった趣旨でした。

話を聞き、懸念点がひとつだけあがりました。
それはKAIKAに続き、応募までの日数が非常に短いことでした。
今回は、KAIKA以上に短い日数だったこともあり
その日数の中できちんとカタチにして提出できるか・・・
ただ、前回のKAIKAの時と違って今回は企業表彰の【経験】がありました。

「障害者雇用エクセレントカンパニー賞に応募し、受賞したい」

次第にその気持ちが強くなりました。
知的障がい者の仕事ぶりを世の中に拡める為にもっともっと・・・

推薦=受賞ではないので、締め切り間近な中でどこまで私たちの思いを伝えられるか。
 

ただひとり全力で魂の文章を作り上げた佐久間課長。
期限ギリギリで提出。
提出書類も多く確認の日々。

ヒアリングでは、
書類の内容を含め、細かい内容を聞かれました。
最後に知的障がい者の働く現場をご案内すると
そこで、審査員の方が
「すごいですね」
そう言って、とても驚いてくださりました。

知的障がい者の働く姿を褒めてもらえるのは、
彼らにとってとても励みになること。
審査員の方のその一言で、
 

「知的障がい者の熱心な仕事ぶりが届いた」


と、ピンと張りつめていた気持ちが、ほんの少し緩んで、安堵から笑みがこぼれました。

エクセレントカンパニー賞への本心

障害者雇用エクセレントカンパニー賞に応募した時から、
「絶対に賞をとりたい」
その気持ちがあったことは事実でした。

一度最高峰となるKAIKA大賞を受賞してしまった以上、
応募するなら最高峰の賞を取りたい
そして、知的障がい者の仕事ぶりを拡めたい
それが知的障がい者の自信にも繋がるからです。

ーーーーー

2017年9月8日(金)、東京都知事の定例会見にて
【障害者雇用エクセレントカンパニー】が取り上げられました。
休憩室に全社員が集まり、会見を見守っていました。
「リベラル株式会社」
小池都知事の口から直接発表があり、
リベラル社内が湧いた瞬間でした。

ビジネスコンテストとしてのKAIKA大賞
障害者雇用としての障害者雇用エクセレントカンパニー賞

重みのある貴重な賞を2年連続で受賞することができました。

今まで迷いながら進めてきた障害者雇用に
自信をもてるようになったのも、この受賞がきっかけです。

ただ、受賞はリベラルだけの功績ではありません。
リベラルの障害者雇用は、周囲の方に支えられて今があります。
ゼロからの障害者雇用。
本当にたくさんの方に助けていただきました。
学校の先生、就労支援機関の方々、そして親会社も
あたたかく見守ってくれました。

そういったたくさんのみなさんへの感謝の気持ちが、
企業表彰での受賞で少しでもお返しできたらいいなというのが本音です。
みなさんへ今までの感謝の気持ちとこれからもよろしくお願いしますを兼ねて。

「リベラルを助けてくださってありがとうございます。
 これからもリベラルをよろしくお願いいたします。」


9月の定例会見で「私から直接表彰します」と小池都知事が
おっしゃっていた通り、小池都知事から直接表彰を受けました。

【第1回障害者雇用エクセレントカンパニー賞 受賞】

  • 小池都知事から表彰
リベラル 佐久間

みんなで小池都知事の定例会見を観たことを懐かしく思います。小池都知事から直接リベラルの名前を聞いた瞬間は歓声が上がりました。「あぁ良かった。」安堵の気持ちが大きかったですね。第1回の表彰にリベラルが選ばれ、とても嬉しかったです。もともと障害者雇用がうまくいかず叱られていた会社が、9年の歳月を経て"先進的な取り組みをしている会社"として表彰されたことは感慨深いものがありました。

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