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精神障がい者の仕事
とある日の、精神障がい者の仕事を紹介します。
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精神障がい者って一日どんな仕事をしているの?

私(精神障がい者)の一日の仕事の流れを
今日はブログでお伝えできればと思います。
どんな内容の仕事をしているか、
どのくらいで疲れを感じるか、
気持ちの変化などできるだけこまかく記していきたいと思います。

私の朝は、朝4時に始まります。
満員電車回避のために、始発のバスに乗って出社します。
今の時期だと外は、まだ真っ暗です。
朝はとても寒いですが、満員電車に乗ることを考えたら我慢できます。
始発バスは座れませんが、電車は座れるので
通勤のストレスはありません。

会社に到着するのが7時頃で、その頃になると空も明るくなってきます。
会社に到着したら、パソコンにログインします。
その後、朝食をとりながら、メールのチェックや販売サイトの情報を確認します。
情報を確認したら必要に応じて、売上伝票を作成します。
今日は東京しごと財団の企業見学会が社内で開催されるので、
人数分の資料を印刷します。

そうしている間にあっという間に9時の朝礼です。

朝礼が終わったら、見学に備えて用意をします。
資料や飲み物の準備、案内板や部屋が清潔に保たれているかを
チェックします。今日は10時からの開催なので
開始30分前までに、お客様をお迎えする準備をします。

10時になり見学会が始まったら、
(会社説明は佐久間がします)
一旦席に戻り、メール、販売サイトのチェック、お客様からの入金のチェックを行います。
再び会場へ戻り(見学会は社内で開催しています)
資料の配布を行い、その後は見学会に参加します。
私自身も当事者として少し話をするようになりました。
人前で話をすることに慣れていない私は、
終わると疲れを感じますが、当事者としての声が届けばという思いで話をしています。

12時の予定通りに本日の説明会は終了。
お客様をお見送りして、当日の資料をまとめて終了です。

ここまでくると、朝7時から勤務しているので
だいぶ疲れが出てきます。
ちょうど12時頃が私の場合疲れが出始める時間帯です。
毎日、疲れながら昼ご飯を食べているイメージです。
(でも、お昼ご飯はちゃんと食べます。笑)

午後からはホームページの編集作業をしたり
ブログを書いたりします。
今日もまさに今ブログを書いています。
その合間をぬって、お客様からの入金処理をしたり、
販売サイトの状況を確認して、一日を終えます。


どの会社も、
繁忙期・閑散期・通常期とあると思うのですが、
私の場合は、実際に月末月初が繁忙期で
通常期より仕事量が増えます。
同時に普段よりも神経を使わないといけない仕事も
多くなります。
そういう時は、ストレスを感じることも正直あります。
しかし、周囲がサポートしてくれているので、
なんとか乗り切れています。

私を含め、リベラルで働く精神障がい者が
誰一人退職せず働けているのは、
健常者のさりげないサポートがあるからです。
「サポートしてます」感を出さないんです。
さりげなく声をかけてくれて、本当に感謝しています。

私ひとりでは決して就労の継続はできません。
いつも明るく楽しく接してくれる健常者に支えられて
仕事を続けることができています。
ひたむきに仕事に向き合う知的障がい者の姿を
見ているので、常に自分自身の仕事に対する向き合い方を
考えさせられます。

こんな環境で仕事ができていることはとても幸せです

社員のみんな(仲間)に恵まれているなと日々感じながら、
帰路につきます。もちろんドッと疲れと共に。笑
でも疲れるから仕事は楽しいんだと思います。

よく精神障がい者には、負担をかけない仕事をと
聞きますが、それだけではないと思います。
たとえストレスがかかっても、楽しいと思えれば、
ストレスと感じることがないと私は思います。

私もたまに「ちょっとストレスを感じるな」と
思うことがあります。でも、そんなときは
健常者社員に話を聞いてもらい、気分転換ができています。
ありがたいことに興味ある仕事にチャレンジさせてもらえているので
とても嬉しいです。

「ストレスを排除するのではなく、リベラルではストレスを吹き飛ばす」

そんな取り組みを健常者がしてくれています。
そんなリベラルの健常者は最高であり最強です。

リベラル広報

今回は私の一日の仕事の流れを書きました。自分が精神障がい者になって、毎日同じ体調で働けないことを身をもって感じています。そういった中で、重要な仕事があったり、大切な打合せがあったり、自分の体調と向き合いながら仕事をする日々です。

ただ、私が今仕事ができているのは、会社のサポートがあるからに違いありません。会社のサポートがあるから打合せにも出られるし、仕事も続けることができています。仕事は決して楽ではありませんし、求められるものもあります。「精神障がい者だから」という過度な配慮がないのがリベラルの特徴だと思います。

それでも仕事を頑張りたいと思えるのは、共に働く知的障がい者のみんなの存在も大きいです。社員全員に支えられて今があると思っています。

Special Contents 現場のリアル 合言葉は「のんき 根気 元気」  ~戦力として活躍する障がい者たち~