Riberal Days
リベラルの新しい挑戦
2018年は1月に、ホワイト企業大賞表彰式があり、とても幸せな年明けとなりました。
KAIKA大賞
障害者雇用エクセレントカンパニー賞
ホワイト企業大賞
企業表彰が続き、信じられない思いでした。
どの賞も思い入れがありますが、以前も書いた通り
どの賞も推薦や紹介を受けて応募した賞でした。
推薦や紹介があっても、必ず表彰は確約されたものではありませんでしたが、
ただせっかくお話をいただいたなら、精一杯取り組むという気持ちで挑んできました。
ホワイト企業大賞で広報の仕事を本格的に始めようと思った私は、
「2018年はリベラルが自主的にビジネスコンテストへ応募する」
このような目標を掲げました。
ただ応募するのではなく、
リベラルが成長できたと証明できる賞に挑戦したいと考えました。
様々な企業がある中で、知的障がい者が戦力として働いている会社があることを
伝えたい。思いはそこにありました。
様々な賞がある中で、ある賞を見つけました。
「働きやすく生産性の高い企業・職場表彰」
【働きやすく】実際に社員が働きやすいと感じている
【生産性の高い】知的障がい者が中古OA機器を再生して販売している
「これならリベラルも応募できるかもしれない!」
そう確信しました。思い立ったが吉日、数日後に開催される
第2回働きやすく生産性の高い企業・職場表彰式へ上田部長と参加しました。
賞は[大企業部門][中小企業部門]で区別され、
その中で受賞できるのは
・最優秀賞(厚生労働大臣賞)
・優秀賞(職業安定局長賞)
・キラリと光る取り組み賞(職業安定局長賞)
とされていました。
ふと上田部長が
「俺はキラリと光る取り組み賞がいいな」
そう言いました。
最優秀賞を受賞することを目指していた私は、
上田部長の話半分に、翌年、受賞企業として表彰式に出席できることを願い帰路につきました。
企業表彰といえば、まずは応募書類です。
前回のホワイト企業で苦戦したのが、嘘だったかのように
応募書類を書き上げることができ、上司に確認してもらったところ少しの変更だけで
OKをもらうことができ、前回苦戦した分、その経験が糧となったようで個人的に嬉しい思いでした。
応募書類には、リベラルで共に働く知的障がい者の仕事ぶりをいかにリアリティをもって伝えらえるか
だと思っているので、かなりの体力と気力を要します。
社員の真剣に仕事に向き合う様を伝えるには、そのくらいの覚悟が必要です。
1次審査の書類審査に無事合格し、迎えた実地調査。
知的障がい者の仕事ぶりから在庫管理の方法まで細かく見ていただき、無事に実地調査を終えました。
あとは、結果を待つのみです。
「やることはすべてやった、伝えたいことはすべて伝えた。ここまでやったから例え結果が伴わなくても後悔はない。」
そう思えました。
最初は受賞だけにこだわっていたのに不思議です。
賞よりも貴重な経験をさせていただけたからでしょうか。
それから数か月後、内示を受けました。
この段階では、どの賞を受賞できたかはわかりませんでしたが、
ひとまずホッと胸をなでおろしました。
迎えた表彰式。
第3回 働きやすく生産性の高い企業・職場
キラリと光る取り組み賞
リベラル株式会社
予言をしていたかのように
上田部長が望んでいた通りの【キラリと光る取り組み賞】
事例集によると
「表彰企業・職場の選考に当たっては、働きやすさの実現や生産性向上のために
独自の工夫をしているか、他の企業・職場にとって参考になる取組であるかという
点に着目をした。」
と表彰理由が記されています。
このように光栄な賞を受賞できたことは、リベラル社員全員の協力があったからです。
自社の社員への感謝に尽きます。
最初は最優秀賞をとりたいと思っていました。
でもリベラルは違うなと思っています。
それは負け惜しみとかではなく、
最優秀賞をとる企業は、すべてが整っているのです。
リベラルは障害者雇用という分野では自負できるのですが、
育児休暇・介護休暇などはまだ実績が浅いのが事実です。
会社に託児所もありません。社員食堂もありません。
まだまだ改善、向上すべきところがたくさんあると感じました。
それらすべてを網羅して、そして社員の満足度や生産性が上がって
はじめて最高峰の賞が授与されるのだと感じました。
同じタイミングで受賞された他の企業の皆様にも心から拍手を送りたいです。
【キラリと光る取り組み賞】はリベラルにぴったりの賞になりました。
今まで最高峰の賞を受賞してきた中での、
今回の受賞は、最高峰ではありませんが、
リベラルが自ら挑戦した誠心誠意向き合った大切な賞です。
2007年秋、「このまま障害者雇用しなければ厚生労働省のホームページに社名公表する」
と勧告を受けた会社が、干支を一周して、優良企業として厚生労働省のホームページに
名前が掲載されたことは、非常に意味のあることだと受け止めています。
応募した以上は受賞したいという気持ちが強かったので、受賞が決まった時ホッとしました。
広報の担当者に一任していたので、もし受賞が叶わなかったらショックを受けると思っていたので(笑)、「どうしよう...」と正直ハラハラしていました。リベラルの障害者雇用におけるキラリと光る取組を見てもらえて、嬉しく思います。
自分から企業表彰に挑戦したいと言ったものの、「もし受賞できなかったらどうしよう」という一抹の不安はありました。ただ、リベラルで働く知的障がい者のみんなの仕事ぶりをどうしてもこの賞を通じて伝えたかったんです。もし受賞できなかったら、それは私の伝え方に原因があると思っていました。だから、応募書類にかける思いも特別でした。それでも結果が出るまでは心配で。
受賞の連絡を受けた時は、それはもう嬉しかったです。企業表彰を言い出したのは私ですが、今回も上司や先輩に助けられました。
社員に助けられてみんなでとったキラリと光る取り組み賞は、またひとつ大切な賞となりました。