Riberal Days

リベラル社員 仕事風景
2020/09/18
障がい者の仕事ぶりを世の中へ!
最近のリベラルの様子と、私たちの気持ち。
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今、私たちができることを

みなさんこんにちは!
ご無沙汰してしまいました。

新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発令された4月から
早いものでもう半年が過ぎようとしています。
リベラルは4月が年度初めなので、9月が終われば上半期が終わり、
あと半月でいよいよ下半期を迎えます。

クラフトマンたちが日々成長していく姿を目の前にするたびに、
目頭が熱くなってしまい、「みんな成長したなあ...」という嬉しい気持ちそして、
販売部門で働く私たちも、クラフトマンたちの健康と安全を守り、
クラフトマンたちが磨いた商品を、ひとりでも多くのお客様へお届けできるよう
思いを込めて商品を販売することを大切にしてきました。

4月からの半年間を思い返すと、コロナがリベラルをより強くしてくれたように感じます。

当たり前だった、朝出社して仕事をする毎日から、一時は、在宅勤務へ。
在宅勤務はリベラルにとって初めての試みだったので、まさに【挑戦】でした。

在宅勤務では、毎日決められた台数の電話機清掃を
それぞれが自宅で行い、清掃が完了した電話機は、
続々と会社へ送られてきました。

▼自宅から送られてきた清掃済の電話機が入ったダンボール▼




在宅勤務導入にあたり、準備に相当な時間を要しました。
考えうる問題点の洗い出しも行いましたが、
考えれば考えるほど、色々な問題や懸念点が出てきてしまい
実際に在宅勤務をスタートする直前まで考え続けました。
「あーでもない!こーでもない!うーん...やっぱりこうしよう!」
その繰り返しでした。

でも「みんななら大丈夫!任せよう!」その気持ちが強かったです。
不安もありましたが、実際に稼働してみたら、
想像していたよりスムーズに進めることができ、
クラフトマンたちの頑張りと、各家庭の協力に頭が上がりませんでした。

知的障がい者に在宅勤務は難しいのでは...?
会社で行なっている清掃作業を自宅でできるか...?
ご家庭に迷惑がかからないか...?
前例のない取り組みでしたが、何事もやらずして諦めてはいけないと経験しました。

この写真は、クラフトマンの家庭へ送る電話機の入ったダンボール箱です。
この一箱の中に、磨く前の中古ビジネスホンがたくさん入っています。



在宅勤務を始めるにあたり、各家庭にも勤務一覧を配布し、
協力をお願いしました。

各家庭にお願いしたことは、
・電話機清掃作業を自宅で行うこと
・清掃済電話機の入ったダンボールを会社へ送ること
 →各家庭でそれぞれ集荷依頼をかけてもらいました

そのほかにも、私たちが気づかなかったことも多々あったかと思います。
クラフトマンの頑張りと各家庭の理解に心から感謝しています。

▼これが実際に使用していた在宅勤務表です▼
(名前などの情報は青色で消しています)

最近のリベラルの様子と今の思い

リベラル社員 社内風景

在宅勤務やシフト勤務から、時短(時差)勤務を経て、
現在は通常通りに勤務しています。

思い返すと4月、5月頃は先が見えず、
本当に常に緊張感と共に過ごしていました。
でも、このことがきっかけで、
社員一人ひとりがより健康や自分の身体の変化に目を向け、
今は【感染しない】【させない】ために、休日も不要不急の外出を控えています。
以前より、もっと会社や仲間をそれぞれが考えるようになってきました。

今回の在宅勤務を経験した今、
「できない」「無理」と最初から決めつけるのではなく、
「できる」を実現するためにどうしたらいいかがとても大切で、
「諦める」ことは簡単だけど、
すべてにおいて「無理」と諦めてしまった瞬間に、
可能性がゼロになってしまうことを改めて感じました。
その可能性をゼロにしないために、
障がい者ととことん向き合うと決めています。
リベラルは、障がい者雇用を始めて12年。
この先も、その気持ちを忘れずに慣れることのない道を
社員みんなで笑顔で進んでいきたいと思います。

広報を担当している私も、正直、葛藤の日々でした。
社内の情報やクラフトマンの様子を発信するのが私の仕事のひとつですが、
コロナ禍で、社員の笑顔を出していいのか。
社員が出勤して仕事をしている姿を掲載してもいいのか。

「知的障がい者の仕事ぶりが疑われる仕事はするな」

これが、販売部門の私たちの行動指針なのですが、
とにかく世の中が過敏になっている状況下で
"発信する"ということにとても神経質になっていました。

リベラルの企業理念は
"障がい者の仕事ぶりを世の中へ拡める"です。
発信することを止めてしまったら、企業理念に反しますし、
何よりも、リベラルで働くクラフトマンたちの仕事ぶりを発信することで
障がい者を【数】だけの雇用ではなく、【戦力】として雇用している会社があることを
知ってもらいたいという気持ちがあります。
【健常者】【障がい者】という関係性でなく、
【同じ社員】として共に働くことが当然である社会に向けて。

これからもしばらくの間は、"コロナと共に"の生活が続きますが
今後は、リベラルの障がい者雇用 with コロナを発信していきます。
長らくご無沙汰してしまいましたが、また日々の様子を更新していきます!
クラフトマンの笑顔も!

いつも商品を購入してくださるお客様、
いつも応援してくださる皆様、
リベラルを支えてくださる皆様へ感謝の気持ちを忘れずに、
引き続きみんなで頑張ります!

~障がい者の仕事ぶりを世の中へ~

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① 設立社員ブログ 佐久間が語る"障がい者雇用 with コロナ"
② 現場レポート "知的障がい者の在宅勤務"

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