応援メッセージ&社員インタビュー
私は初めて、リベラルに伺ったときの感動を忘れられない。電話機を磨く職人(craft man)たちの真剣な眼差し。少し前かがみになって、こんなところまでと、驚くほど細部までブラシを走らせるその姿。やがてピカピカの作品ができあがる。それは、中古品とは思えないほどの美しさ。
そして、わが身を振り返る。自分はここまで真剣に仕事に、目の前のことに向き合っているだろうか。今の恵まれた状況を当たり前と思って、弛緩していないだろうか。リベラルの職人たちが仕上げた中古のOA機器は、名匠が仕上げる作品のようだ。ある意味、新品にはなかった、生まれ変わった、人の手をかけたからこそ宿る、品格がある。この方々の仕事ぶり、出来上がった作品に触れると爽やかさにつつまれる。新しい気持ちになれる。
一方、社会に目をやると、障がいをもつ方々の労働環境はどうだろうか。雇用形態、賃金など残念ながらリベラルのように、一緒に生きる、共に働くということが実現できている会社はごくわずかである。リベラルには、職人を支える人たちがいる。職人を支えるんだという使命感に満ちた人々だ。ビジネスモデルや制度などハード面の整備もさることながら、使命感という内側から湧き上がる思いが土台にある。この人たちを守りたいという純粋な気持ちがこの会社に満ちている。もちろんリベラルにも沢山の課題はある。支える側の実務能力の向上とともに、人間的な成長はある意味限りはない。とはいえ一緒に生きて、共に働くがあたり前、その実現に向けたモデルがここにあるのは確かだ。これからの社会、会社を考えるうえでの知恵の宝庫といえよう。リベラルのような会社が増え、一緒に生きて、共に働くがあたり前の世界がもっと広がって欲しいと切に願う。人類が真の多様性を享受できる日に向け。