Riberal Days

おばあちゃんと私
2024/06/21
第41回 We are Riberal!!!
6月を迎えると、いつもこんな気分になります。
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私にとって6月は特別な月

タイトルにもあるように、6月は特別な思い入れがある月です。
ただ良い思い出ではなく、辛い思い出があるのが6月です。

6月13日、私の仲良しの従姉が21歳の若さで亡くなり
翌年の6月14日に、私の大好きで大の仲良しな祖母が亡くなりました。

年齢も近かった従姉は、まだまだ生きられた年齢。
21歳だなんて早すぎます。
摂食障害でした。棺で眠るお姉ちゃんは
痩せこけて、一緒に遊んだあの時の面影はありませんでした。
ただただ悔しい。

「お前気持ち悪いから来るなよ」

摂食障害を克服しつつあった大学生活で
とある男子学生に言われた一言。
この一言で、まだ太っていると錯覚した従姉は、
その日から、また食べられない日々が始まりました。
私は、その同じサークルの男子学生が許せません。
その男子学生に従妹が、殺されたと思っています。
あんなに回復に向かっていたのに
希望の大学に入って楽しい大学生活が待っていると
そう思っていたのに。
自分がふと発言したその言葉が
相手を苦しめることがあること、
自分がふと発言したその言葉で
傷つく人がいるかもしれないこと。
言葉は人と人を繋ぐけど、時に凶器になること。

今、摂食障害で闘っている人が回復に向かうことを
願っています。

祖母との思い出

従姉の死からちょうど1年と1日経過した日、
同居していた祖母が亡くなりました。

くも膜下出血でした。

朝お風呂場で倒れているのに気づき
救急車で病院へ。
医師の診断は
「もって今日中でしょう」
その医師の言葉を信じることができず
祖母がもう目を開けることがないなんて。

自宅で祖母を迎える準備をするために
一足先に病院を出て、自宅へ戻りました。
するとまもなく父から祖母が亡くなったと
連絡が入りました。
その瞬間、こらえていた涙が一気に流れ、
祖母との楽しかったたくさんの思い出と祖母の優しい笑顔が
よみがえりました。
祖母との最後は前日の夜、
「また明日ね!」そう言葉を交わしたあの一言が
最後になるなんて、あの時の祖母の表情は今も忘れられません。
まるで寝ているかのような亡くなった祖母の姿。
みなさんの中にもおばあちゃん子の方もいらっしゃるかと思いますが
私は誰が見ても祖母と仲良しでいつも一緒におでかけしたり
トランプしたり、サスペンスドラマを見たり・・・
可愛くてオシャレで若い祖母は、私の自慢でした。

そんな大好きな祖母を奪っていった6月が憎いです。
ただ、年を重ねる毎に祖母に似てると言われることが増え
大好きな祖母に守られている気がします。

急な別れで祖母に伝えたいこと、たくさんありました。
直接伝えられずにいることをずっと後悔していました。
でもある時から、伝えたい思いはきっと祖母に届いていると
そう感じるようになりました。

祖母の死から、早いもので21年。
両親が年々、祖母の年齢に近づいてきて
時代はどんな時も進んでいるのだなと改めて思います。

いつの時も変わらない思い、祖母に会いたいです。

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