Riberal Days

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広報担当者のひとりごと~第24回~
私にとって「リベラルで仕事をする」ということ
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かつての働き方を恥じ、今となりて

みなさんこんにちは。
新型コロナウイルス感染症により当たり前と言われていた毎日が
非日常となり、非日常が当たり前の毎日となり早1年を迎えようとしています。

それにしても、私は【当たり前の毎日】という言葉が
いつになっても聞きなれません。
毎日は当たり前ではないからで、毎日は奇跡の連続だと思っているからです。

コロナウイルスにより奪われた多くの命。
その失われた命を思うと張り裂ける思いです。
震災もそうです。
昨日は東日本大震災から10年。
実際に被災された方でないと言えない言葉が
たくさんあると思います。
言葉にできない思いもたくさんあると思います。
哀悼の意を捧げ、心からご冥福をお祈りいたします。

何かを伝えるということは、非常に難しいです。
私が担当している広報の仕事は
私にとっては、果てない学びの連続です。
年数が経っても、決して慣れることがありませんが
「目的」を見失わずにいれば
道から大きく逸れることはないと信じています。

私にとって、
【社会に出て働く】ということは
「自分でお金を稼ぐこと」という年代は過ぎ
【社会に出て働く】ということは
「誰かの役に立てること」という年代になりました。
もちろん、社会に出てすぐに「誰かの役に立ちたい」と
仕事をされている方もたくさんいらっしゃるかと思います。

以前の私は、私は恥ずかしながら
【自分でお金を稼ぐ>人の役に立つ】
という意識で仕事をしてきました。
それも、社会人になってからずっとです。

「仕事は我慢料!」
それが、私の心の合言葉。
この言葉と共に何年働き続けたか...
そんなことを考えていた時期が長かったのが事実です。

もちろん、そんな考えも間違えではなく、
十人十色、色々な考えの方がいるのが社会です。
そう割り切って働くことも時にあるかと思います。
実際に、私もそんな時期を経験したひとりです。

しかし、そのような気持ちでしていた仕事には、
当然ですが愛はありません。

リベラルは、仕事が"人を幸せにすること"を教えてくれました。
仕事に"愛"をもつと、こんなにも人は幸せになれるのだと
今は実感しています。

仕事で必要なのは、効率や知識ではなくカタチなきものだということ。
それが仕事の本質なんですよね。

効率ばかりを考えた仕事は、己しか見ていないこと。
知識ばかりを得てした仕事は、自己満足でしかないこと。
常に自分の先に、"人"(相手)がいて心を動かせる仕事が
生まれると考えています。

今できることは何か

リベラルは【知的障がい者のため】の会社です。

知的障がい者が商品を生み出し
知的障がい者が利益を生み出し
知的障がい者が主役の会社です。

そんな作業場で働く彼らの働きやすい環境をつくるのが
販売管理部門に所属する私たちの仕事です。
私たちは裏方でしっかり彼らの雇用と安全を守り
リベラルの行動指針にも掲げている
「障がい者に恥じない仕事をする」
を忘れずに、仕事に向き合っていかなければなりません。
それは、いつも必ず頭と心に入れていることで
何か仕事で悩みに直面した時に振り返るのがこの行動原点です。
そして企業理念である"障がい者の仕事ぶりを世の中へ"
本当にここに尽きます。

リベラルで働く知的障がい者のみんなと初めて会った日。
仕事中の真剣な眼差しから、
「【仕事をする】ということは、こういうことなのか」
と衝撃を受けました。

「あぁ、今まで自分は何をしてきたのか・・・
 私がしてきたのは仕事ではなかったのかもしれない・・・」

リベラルへの入社は、私の人生の転機であり仕事の転機でもあります。
会社に対して、"好き"という感情が生まれることを初めて知りました。
会社が好きになると、自分の仕事に対しての考えも変わります。
やらされ仕事ではなく、やりたい仕事へ。

しかし、どんどんやりたいことが増えていく気持ちの反面、
持病による体調不良で、仕事ができない自分への苛立ち。
周囲へ迷惑をかけていることもわかっていますし
嫌悪感から精神崩壊...その繰り返しです。

本当によくこんな私を見捨てずにいてくれたかと
リベラルに感謝ばかりです。

そんな私が、今何ができるか。

それが【伝えること】でありたいと願っています。

私の病気は、自身とどう向き合っていくかが大切です。
かつての自分に囚われず、毎日を過ごしていくという
自分史上最も高いハードルを、絶賛上り中ではありますが
ただただハードルを見上げていた頃に比べたら
少しはリベラルで成長できていると信じたいものです。

昨年から、ようやくデスクに向かって仕事をできる日が増えました。
ようやく、取引先の方とひとりで打合せができるようになりました。
ようやく、ひとりで外出できるようになりました。
まだまだ半人前以下ですが、
誇りをもって仕事をしていきたいというのが私の思いです。

リベラルは3月が決算期なので、まもなく2020年度も終わり。
コロナ禍であったものの、
私個人的には2020年度は、入社以来最も楽しく仕事ができました。
仕事の幅を広めることもできましたし、
新しい仕事にもチャレンジできましたし、
ありがたいことにその仕事で成果も出せました。
でも、これは結果ではありません。

― 道標 ―

まだまだ頑張ります!
すべてのことは、私ひとりだけの力ではありません。
みんなの協力や理解があるからこそです。

ここにきて、今年度が終わってしまうのが
実は少しさみしくも感じています。
なぜかすごく思い入れのある2020年度。
でも、時間は過ぎていくものですから
いつの時も
「今、自分にできることは何か」
をしっかりと見失わないようにしていきます。

不思議なもので、毎年やりたいことが増えていきます。
来年度もチャレンジしたいことが具体的にあります。
個人としても組織としても叶えたい思いがあります。

***2021年度もリベラルをよろしくお願いします***

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