Riberal Days

リベラル 佐久間賢
2020/12/25
年末のご挨拶
管理課の佐久間です。2020年も残り僅か...みなさんに感謝の気持ちを込めて。
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この一年を振り返って

2020年も残りあと僅かとなりました。
この一年は新型コロナウィルスの影響でこれまでの日常とは大きく異なる年になりました。
最初は「まぁ、何とかなるでしょ!」と楽観視をしていましたが、
ひと月ふた月もすると感染者の増加にただ事ではないと思い始め、
そんな折に娘たちの小学校が休校、更には長女の卒業式が無くなり、入学式の有無も不明の状況。
ある特例子会社からは「うちは障がい者に自宅待機させています。」と情報が入り、
リベラルはこのままでいいのだろうか?と
不確実な情報と見えない恐怖に会社をどうコントロールすべきか悩み、答えの見つからない日々が続きました。

リベラルでも障がい者に自宅待機をさせるべきか、させないべきかを決めあぐね、
この状況なら自宅待機もやむを得ない・・・と考えていた時、
上田部長から、『経済を止めてはいけない』、『もっと考え最善を尽くせ』と厳しい言葉をもらいました。

そこで、これまで不可能と感じていた在宅でのリファイニング作業に挑戦してみようと決断しました。
リファイニング道具の買出し、道具のセッティング、配送スケジュール、
ご家庭への手紙、障がい者への説明、梱包作業など、管理課スタッフが何とか短期間でフローを決め、
見切り発車と言われても仕方のないようなスタートとなりましたが、
各家庭のご協力と寛大なご対応もあり、なんとか5月を乗り切ることができました。
保護者および関係者の方がたには感謝しかありません。

在宅リファイニングを行ったものの、どうしてもこれまでと同じとはいかず、
業務効率は下がってしまい、障がい者の頑張りでこれまで100回以上途切れることなく
実施できていた目標達成パーティが、目標に届かず途切れてしまいました。
これには、障がい者だけでなく私たちも、糸が切れてしまうような感覚にとらわれました。

コロナが・・・ みんながそう思ったことでしょう。

正解はなくても、信念を貫くと決めて...

また、障がい者のプライベートの領域にも踏み込まざるを得ない事態がでてきました。
コロナ疲れ、制限されるストレスから、感染数が減少したとたん徐々に気が緩み始め、
「○○○に行った」、「▲▲▲で遊んだ」などという会話が出始め、
これまで我慢していた障がい者も自分もと行動し始めます。
「我慢しろ、我慢しろ、我慢しろ」と連呼し、彼らの自由も奪うことになっていました。
何が正義でどれが正解かもわからず・・・

毎年楽しみにしていた温泉地への社員旅行、
おいしいお肉をたくさん食べられる忘年会も中止となり、
コロナに翻弄された一年がもう少しで終わります。
でも、嘆いていてもウィルスは無くならないんですよね・・・
それでも、この一年を通して、世の中は予想もつかないことが突然起こり、
その変化にどう向き合い、どう対応するかの重要性を学ばせて貰ったように思います。
自分さえ良ければという考えより、相手のことをより考えて行動すべきということも、
これまで以上に強く意識するようにもなりました。

来年はどんな一年になるのか・・・
まだまだ気を緩めるわけにはいきませんが、来年も映画の世界のように日常がもの凄い速さで変化していくと思われます。
変化に合わせて私どもも変わっていきますが、
「障がい者の仕事ぶりを世の中に拡める」というこの理念だけはしっかりと守り、
その時にできる最善のことを行っていきたいと思います。

最後に、
この一年も皆様のおかげでなんとか頑張ることができました。
心より御礼を申し上げます。
来年こそは皆さまにとって良き年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

リベラル 広報担当者

佐久間が話しているように、2020年は世界中が新型コロナウイルスの影響で、今まで通りの勤務が難しく、在宅勤務を導入しながらの仕事で乗り切りました。私はいかなる時も、『命』あってこそという思い入れが非常に強いので、「経済を回せ」という経営陣の判断に最初は反対でした。もしそれによって何か起こったらと思うと、首を縦に振ることはできませんでした。
しかし、リベラルは事業会社であり、知的障がい者が戦力として働いているので、彼らが休みになってしまうと生産はストップ。それでは事業活動を続けることができません。そこで、在宅勤務の導入へと踏み切りました。佐久間を筆頭に、あの短期間で準備を行ったあの時間は、まさに【一致団結】した瞬間でした。
本来であれば、社員の休日の過ごし方を会社では制限しませんが「みんなが移らないために、みんなに移さないために、極力外出はしないように」と、何度も朝礼や終礼など事あるごとに繰り返し伝えていました。「みんなの健康のため」ではあるものの、みんなの休日の過ごし方まで制限してしまうことは、非常に心苦しい思いでした。そんな中でも、会社にご協力やご理解くださった保護者の方々に心から感謝しています。
新型コロナウイルス感染症が収束する頃にはまた、保護者の方向けの会社見学会を計画したいです。そして、社外の方向けの見学会や実習の受け入れを積極的に行ったり、対面での人との繋がりがまた増えることを楽しみに、今は今できることを考えしっかりと行動していきたいと思います。

Special Contents 現場のリアル 合言葉は「のんき 根気 元気」  ~戦力として活躍する障がい者たち~