Riberal Days

リベラル株式会社 事務所入り口
2020/07/13
当事者としての目線から
今日は、実際に私が障がい者として特例子会社で働いて感じることを話します。
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リベラルは【特例子会社】です

みなさんこんにちは♩
今日は、【特例子会社】で障がい者として働く私が感じることを
お伝えしたいと思います。

私は、リベラルのひとつ前に働いていた会社で障がい者になったので、
一般企業でも少しの期間ですが、障がい者として就労した経験あります。
発病前は、健常者として色々な会社で勤めてきたので、
同年代の他の人より、色々な会社を経験してきましたが、
言い換えれば一社での勤務年数が短く、ほとんどが2~4年程度です。

ひとつのところで長く働く働くことがなかった私ですが、
リベラルに入社して、先日丸4年が経過しました。
おそらく、このままいけばリベラルでの勤務期間が
私の社会人経験で一番長くなるかと思います。

しかし、この経験をしているのは、私だけではないんです。
リベラルでは、
"他社では長く働けなかったけど、リベラルでは辞めずに働けている"
という社員がとても多いのが事実です。

障がい者も健常者も社歴が長く、離職率が非常に低いです。
他社で働いていて、リベラルへ入社した人は
"リベラル以上に働きやすい会社はない"
そう言いますし、実際に私もそう思っています。

今私たちが事業活動をしている
大好きな、この江戸川区西葛西のオフィスは、
背伸びせずにいられる心地のいい環境です。
仕事に関しても、
リベラルは"障がい者だから"という特別扱いは一切なし。
それがとても嬉しいんです。
障がいの有無に関わらず、責任のある仕事を任せてもらえることで、
自分のためではなく、自ずと気持ちは会社のためへと向きます。

しかし正直ここまでには本当に色々なことがありました。
ここに書けることも、文章には到底書けないこともたくさんありました。
病気で安定した勤務が難しい、体調の波が激しい、その他にも
私が覚えていない中で、色々と迷惑をかけてしまいました。
今もたくさん迷惑も心配もかけてしまっています。
迷惑をかけて申し訳ないという気持ちと
その気持ちを超える感謝の気持ちを忘れることなく
リベラルの企業理念である
"障がい者の仕事ぶりを世の中へ拡める"
を伝えていきます。

"障がい者雇用で何が一番大切か?"
"障がい者の職場定着で心がけていることは?"

私自身の意見ですが、一番は"健常者の理解"だと
考えます。
私たち障がい者が努力することは、当然です。
そして自分の障がいに甘えてはいけないことも。

でも、私たち障がい者は、健常者の理解なくしては
働くことができません。
理解の次に挙げるとしたら
さりげなくサポートしてくれるその優しい心と工夫。
もちろん優しいばかりではなく、
ガチンコで怒られることもあります。
でも、どんな状況でも私を捨てることなく
諦めずに向き合ってくれた健常者がいるから、今の自分がいます。

優しいとは、決して穏やかなだけでなく
厳しさの中に、相手を思いやる愛があること。
それを、今身をもって感じています。

特例子会社は、障がい者が働きやすいよう配慮された会社ですが
では何をもって"働きやすい"のか"配慮"なのか。
その考えを私なりに伝えさせてください。

本当の働きやすさは可視化できないもの

フルタイムは体力的に厳しい私にとって、
時短勤務は、非常に助けられている制度です。

でも、それもそうですが、
それ以上に、とにかく健常者の"理解"と"工夫"
そして、障がい者に対する考えです。
"障がい者・健常者と区別せず一人の人間として接する"
リベラルの健常者は最強だと思っています。

特例子会社は、社員の大半が障がい者なので、
障がいの内容は違っても、障がいと向き合いながら
生きている社員と一緒に働くことで、
「私も頑張ろう!」と気持ちが奮い立ちます。
特に、自分がなかなか直面できなかった自身の障害に対して
前を向いて障害とともに歩めるようになったのは
間違いなくリベラルへの入社がきっかけです。

仕事を"生活のため"と考えて働いていた時期は、疾うの昔に過ぎ去りました。

私は、一般企業に勤めていましたし、元々健常者だったので、
健常者の気持ちも障がい者の気持ちもわかります。
だからこそ、今言えます。
知的障がい者の働きやすい環境と成長をとことん考える
"リベラルの健常者は最強"ということを。
そして、知的障がい者の真剣な眼差しと熱心な仕事ぶりを見て感じる
"障がいの有無は関係ない"ということを。
もちろん障がい特性を理解することは大前提です。
必要なサポートがあれば、当人にとって一番良い方法を考えます。

ただ、"障がい者だから"と過度な配慮をするよりも
会社の仲間として共に働くという気持ちの方が大切だと私は感じています。
みんなが楽しく笑顔で働ける職場がもっともっと社会で増えますように。

Special Contents 現場のリアル 合言葉は「のんき 根気 元気」  ~戦力として活躍する障がい者たち~