Riberal Days

山 リベラル社員
2019/05/09
第11回 We are Riberal!!!
こんにちは!
リベラルにきて4年目の木村です。
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私がリベラルにきた理由は 姉の影響が大きくあります。

リベラル社員 幼少期

6学年離れた姉は、知的障害があり    
私が小学校に上がる頃には    
姉の能力的成長をどんどん追い越し、中学生の姉よりも    
できることが増え、いつの間にかどちらが姉なのか    
分からないくらいになっていました。    
    
小さい頃、きっこちゃんのおうちはお姉ちゃんがいるから    
行きたくない。と遊んでいた友達に言われ、幼心に傷つき    
なぜ、うちはふつうのお姉ちゃんじゃないんだろう。。と    
姉を疎ましく思うことがありました。    
そう思うと、姉を自然と遠ざけるようになっていきました。    
    
家庭の事情で    
従兄弟たちと一緒に暮らした時がありました。    
姉は、見た目は中学生のお姉さんでも、中身は小学校低学年程度の知能もありません。    
気の強い姉は、小さな従兄弟たちとケンカになることがあり    
従兄弟に、お前はアホや、頭がおかしいんちゃうか。    
と言われているのを聞いて、腹が立っている自分がいることに気づいたのです。    
    
家族のことを悪く言われることは    
どんなに疎ましく思っていても嫌なもので    
少しずつ姉を守りたい、と思う気持ちが芽生えてきていました。    
姉はいつも私のことを、自慢げに話していました。    
自分にはできないことを、私ができるからすごい、と。    
そんな姉を遠ざける自分が残念で、家族なのに疎ましく思う自分が悲しい。そう思うようになりました。    
    
転校先では姉の存在を語ることはしなかった私でしたが    
高校生になったときにできた友人が    
たまたま自宅で姉と会う場面がありました。    
友人がどういう反応をするのだろうか、と心配だったのですが    
その友人は姉の手をとり    
「はじめまして、きっこの友達です」    
と笑顔で挨拶をしてくれました。    
友人のその行動に、私はとても感動して嬉しかったのを覚えています。    
    
彼女は、小学生の頃から特別学級の同級生と    
一緒に遊んでいたようで、その同級生がいじめられたりしたら助け    
毎日一緒に登下校したりしていたそうです。    
障害を持つ人と、普段から接してきた彼女は    
姉に対してなんのためらいもなく    
とても自然に挨拶をして、会話をしていました。    
    
彼女のように日常生活の中で、障害を持つ人との時間があったら    
ためらうことなく、自然と受け入れられるようになるのに     
そうした時間がなければ、障害をもつ人を、特別なものとして見て、    
戸惑い、どう接したらよいか分からないのだと思います。    
それはとても残念なことだと感じました。    
    
数年前に、私が親会社で人事として働いていた頃に    
社内報の取材で、リベラルを初めて訪れました。    
リベラルでは、障害者も健常者も一緒になって働いていて    
障害者も戦力となって働いています。    
自分のいる会社に、そうした子会社があると知りとても感動をしたのです。    
私がずっと抱いていた、障害者との時間を共有することへの想いとつながり    
それを実現しているリベラルに強く惹かれました。    
そうして私はリベラルの門をたたきました。    
リベラルの存在を、より多くの人に知ってもらい    
もっと周りにいる障害者を身近に感じてほしいと思いました。    
彼らを遠ざけないで、一歩前に出て、話をしてみてほしい。    
彼らのくすぐったいくらいの心優しさと純粋さに触れてみてほしい。    
    
多くの人たちが、私の友人のように    
戸惑いもためらいもなく、障害者と一緒に過ごす時間があり    
それが特別なものでなくなっていけば    
もっと働きやすく、生きやすく、豊かな社会になるのかな、と思います。    
ちょっと人と違っている自分に悩む必要などなく    
多様性共存ができる優しい世の中になるための一歩として    
少しでも私がリベラルにいる意味を実現していけたら良いな、と思います。    
    
ご拝読ありがとうございました。    
    
※写真はGW中に登った剱岳の写真です   

雪山
Special Contents 現場のリアル 合言葉は「のんき 根気 元気」  ~戦力として活躍する障がい者たち~